2016年11月29日 (火)

共感するという事

 先日、知人から手紙をもらいました。その中にはご主人が肺癌で9月に亡くなられたことが書かれていました。もうすでに時が経っていて、どのような思いでこの期間を過ごしていたのかを思うと、そばに居られなかったことがとても悔しく、申し訳ない思いになりました。そばに居ても何もしてあげられないことはわかっています。でも、辛い時、苦しい時に誰かがともにいてくれることはその時には気づかなくても心強いものです。同時に嬉しい時や喜びの時にも共感してくれ人が居てくれると更に喜びが増します。

 でも、昨今、自分も含めて自分だけで精いっぱいで、相手の思いに気づいてあげられなかったり、気づいても、そこから距離をとってしまう。全ての人の悲しみや苦しみを共感することはできませんが親しい家族や友達のためには自分の出来る範囲で一緒に居てあげることができる人でありたいと思います。励ましの言葉をかけるのはとても難しいです。言葉がなくても、ただ、共にいてあげることでいいと思います。それも難しいです。自分が辛い時に何をしてほしいか?を考えてあげられれば良いのかもしれませんね。

 今年もあと1か月になりました。皆さんそれぞれに大変なことや喜ばしいことがあったと思います。理不尽なことやいまだに納得の出来ない事柄がおありかと思います。でも必ず、いつか、その意味が分かってくる時が来ると信じています。

2016年11月22日 (火)

モチベーション

 今日はもも組(3歳児)のお友達とホットケーキを焼きました。「ぐりとぐら」
の絵本で十分遊んで、今度は自分たちでホットケーキ作り。カステラまで
はいけませんでしたが、子どもたちはとても喜んで、他のクラスにもお裾
分けをしてあげました。

 先日、仕事が遅くなったので、夕食を先生たちに作りました。パンケーキ
を焼きました。メレンゲを粉に混ぜ込み、ふわふわにできました。野菜サラ
ダとハムやスクランブルエッグ、シーチキン。それに園でとれたブルーベリ
ーのジャムに生クリームとあんこ。作りすぎたかな?と思う量を気が付い
たら完食していました。手作りのパンケーキディナー?をおいしく食べた
先生たちは更に仕事に力を入れていました。私はおいしく食べてくれたこ
とに感謝して、また、何かおいしいものつくってあげようと考えています。

 誰かに喜んでもらえると、そのことで自分が嬉しくなり、励まされ、更に
喜んでくれることをしたいと思います。その良い循環は人が成長する上
でとても大切なことだと思います。それができるのが一番身近な家庭教
育です。当たり前のように繰り返される日常ですが、お母さんの作って
くれたお弁当が嬉しくて、勉強を頑張る。部活を頑張る。その姿が嬉しく
てまた、喜ぶお弁当を作ってあげたいと頑張る。(お弁当に限りません)
そのような中で育つと、社会に出た時に、他の人のため、体制のために

仕事ができる。それは自分を励まし力づけます。そうして生活している人
には周りも支え、共感してくれます。幼いうちに家庭内での良い循環の中
で育つ事はその子の人生の豊かさにつながります。そして大人である親
にとっても生きがいとなり、やりがいのある人生となっていきます。当たり
前に過ごしている、日々の中の一つ一つが相手のモチベーションを上げ
て行けるのです。

2016年11月16日 (水)

余裕?

 私はとてもせっかちです。ですから、仕事も早く!早く!と自分を追い立てながら
やってしまいます。このため、いつも余裕がなく、時々、やりすぎて、体と心がバラ
ンスを崩してしまいます。
 ある1日、どうにも疲れてしまい、パソコンにむかったり、細かな事務仕事をするこ
とが出来ない日がありました。なので、その日は絵本の整理をしたり、雑用的なこと
をゆっくりやっていました。その時に”もうぬげない”という絵本にであいました。自分
で服を脱ぎたいけど服が首の所で引っかかってしまい、その状態で困りながらも、色
々今後の事を考えます。でも最後にはお母さんに脱がされてお風呂に入るお話です。
その子の健気な奮闘ぶりがなんともおかしく、そしてとても深い意味合いを隠しながら
展開していく流れは疲れた心を和やかにし、癒してくれました。保育後、打ち合わせの
時に保育者たちにこの絵本を読んであげました。絵本の中身にやはり共感し、とても
楽しんでくれました。そして「人に本を読んでもらうのっていいなあ」と言ってくれました
。何気なく、楽しい絵本だからみんなにも伝えたいと思っただけなのに。読んであげた
ことも先生たちにとって癒しになっていました。絵本は自分で読むよりも読んでもらうも
のだと言います。そして大人こそ、読んでもらう時が必要なんだと思いました。忙しくし
ている人。いつも誰かのお世話をしている人。誰かに絵本を読んでもらうこと。大切で
すね。そして私もその日、いつものように忙しく仕事をしていたら、この絵本にも出会え
ず、先生たちに読んであげようともしなかったと思います。日々の中に余裕を持つ事っ
て大切でね。

”もうぬげない” ヨシタケシンスケ ブロンズ新社

2016年11月 7日 (月)

収穫感謝会

 11月1日に収穫感謝会をしました。お米や野菜など実りの時期です。
私たちの国は四季折々に豊かな食物に恵まれています。でも、世界中
の飢餓人口は8億人。栄養不良で亡くなる子が1分に12人。日本では考
えられない、信じられない人数です。世界中の子どもたちが生まれてき
て良かったと思える世界のために、今私たちができることは何でしょう?
国際飢餓対策機構のスライドやパンフレットを見ながら、自分たちが恵
まれている感謝と共に、世界の現実を子どもたちと一緒に知りました。
遠い国でのでき事ではありますが、自分たちが今できることは何か?
保護者の方々と考える時を持ちました。子どもたちからは「今ご飯があ
ることがありがとう」お母さま方からは「意識せずに食物を捨ててしまって
いること」についての罪悪感など。難しい事ではありますが園児なりに
感じていました。私自身ももっと自覚しつつ、食物について、世界につい
て考えていきたいと思いました。毎日豊かにご飯があるのは当たり前
ではないことに感謝しつつ。

2016年10月18日 (火)

秋の気配

北広島市は今紅葉の真っ盛り。車の運転をしていて、うっかりわき見をしてしまいそうなくらい。でも、秋の深まりと同時進行で冬へも確実に近づいています。どんどん過ぎて行く日々に焦りを感じてしまいます。何の焦りなんでしょう?
今日、4才の男の子が「園長先生、○君がお弁当食べないで、遊んでいたから、先生に怒られてる」と言いに来ました。「先生は何をしたらいい?」と聞くと「ここで聞いていて。また見てくる」
自分が何かしてあげたい。でも、どうしていいかわからない。園長ならなんとかしてくれるかもと来たのかも知れません。3才で入ったころはコミュニケーションをとるのが苦手な子でした。其が友達と先生のために何かしなきゃと行動を起こして来ました。その成長をとてもとてもほほえましく嬉しく思った出来事でした。

2016年10月14日 (金)

出会い

 A君「早くB君こないかなあ。」
 私 「A君はB君と仲がいいよね。」
 A君「うん」
 私 「B君もA君の事好きだよね」
 A君「僕ね、C君もD君も好きだよ!」
 私 「幼稚園の時に大好きなお友達と出会えるのはとーっても幸せだよね」

 幼稚園の先生、小学校の先生、友達と様々な方々と出会っていきます。そ
の中で「この先生と出会えて良かった!」「この友達と出会えて良かった!」
と思える方々が居ます。私は小さい頃から友達にも恩師にも恵まれてきまし
た。当園に来る子たちにも「良い先生に出会えた」と思ってもらえると嬉しい
です。出会えた友達への感謝とともに、自分がその友達にとって、園児たち
にとって良き友でありたいと思わされます。
「自分にしてもらいたいと望む通り、人にもそのようにしなさい。」と聖書にあ
ります。実行は難しいですが、少しでもこの御言葉に近づけられたいと願っ
ています。
                               高橋 美千代

2016年10月12日 (水)

あなたは大切な存在です。

  今朝のニュースの中で「いじめ防止対策推進法」の運用やその法の
改正の必要性への意見が報道されていました。
 いじめや殺人をなくすためには刑罰を重くすれば防止できるのでしょ
うか?
 自分が愛され、必要とされていることが心と体で理解できていれば、
誰かを死にまで至らせるほどのいじめにはならないと考えます。互い
に互いを大切に思えることが必要です。そんなことはわかりきってい
ると言われればおしまいですが、それが出来ていかないのが私達の
世の中です。
「互いに愛し合える子を育てる」のがキリスト教保育の目標です。一
番難しい事なのかも知れません。でも、世界の平和のために私たち
はいま目の前に居る子たちが自分の命と相手の命と心を大切にで
きる人として育つよう保育していきたいと思います。
 何ができてもできなくても自分の存在は認められていると思える子。
聖書の神様の愛はそれを十分に認めています。その子たちを育てて
いる保護者の方々も大切な大切な存在です。自分で自分の存在価値
を十分に認めてください。

2016年9月28日 (水)

いもの塩煮

 先日収穫したジャガイモをお誕生会に塩煮にしました。大人であれば
塩からをのせて食べると最高ですが・・・バターやマヨネーズを用意しよう
と考えましたが、ジャガイモ本来の味を知ってほしいと思い、あえて塩だ
けで食べました。ちょっと多くゆですぎたと思ったお芋を子どもたちはあ
っという間に平らげてしまいました。よほでおいしかったのでしょう。
 素材だけで味を楽しめるのは、とても贅沢なことではないでしょうか?
様々な調味料でしっかりと調理しなければおいしく食べられないものでは
なく、ゆでたまま、塩だけで食べられること。ジャガイモに限らず、北海道
はおいしいものがたくさんあります。
 素材の味を知ることも食育であり、五感の刺激になります。ファストフード
やスナック菓子の味で育ってしまいがちな今の子どもたちに、旬の本物の
味を知ってもらいたいと切に思います。そのものの味を知ることは、鮮度や
傷みなどにも気づけます。身を守ることに通じます。自然のものを食する
事の貴重さを改めて考えさせられました。

2016年9月15日 (木)

あいさつ

 「高橋先生 おはようございます。」
 私が32年前、勤め始めた時の毎朝の子どもたちとの挨拶でした。私も挨拶は
ちゃんとしているつもりでしたが、相手の顔を見て、相手の名前を言って挨拶
をするのは、自分が認められているようで、とても嬉しい気持ちになりました。
挨拶一つで、相手を認めていることが伝わります。そんな小さなことがその人を
認め、その人の自信につながります。
 運動会で頑張るリレーや跳び箱。出来る力やセンスはもっているのに、なぜか
力を出し切れていない子が居ます。「自信がない」体を動かすことの自信ではな
く、自分の存在に対する自信。色々なことができているのに、なぜこの子は?
何ができたから、何かが上手だから認められるではなく、何もできなくても、失敗
してもその子のその存在がかけがえのない、大切な物である事。その子の名前
を呼んで挨拶すること。なんでもない時にも抱きしめて、言葉で「あなたは大切な
子」であることを伝えていく事。時々はその子の体にぴったり合ったその子の服が
与えられること(普段はおさがりで大丈夫)。誕生日に生まれてきたことを感謝す
ること。いま在ることを良しとされ、喜ばれることが大切です。そしてお父さん、
お母さんご自身も大切な大切な存在であることに自信を持ってください。

2016年9月 9日 (金)

古き良き時代?

 先日、くずもちを作りました。葛というより、片栗粉で作った夏菓子です。
レシピがちゃんとあって、その通りに作って、黄な粉や黒蜜でいただくと、
なんと!ちょっとした和菓子!
 でも私の小さい頃にはおやつも何もなく、お腹のすいた時に母が片栗粉に
お湯を注ぎ、砂糖をまぶして作ってくれました。お湯を入れた時の粉が固まる
瞬間が面白くてよく見ていました。ちょっとした工夫で感じ方が変わるものです
ね。

 あるおじいちゃんのお話です。孫を時々預かった時にテレビをつけず、ゲー
ムもない状態で向き合うと、孫が色々な事をたくさん話してくれる。

 昔に比べると、今はとても便利になりました。退屈する時間もないぐらいに
ゲームやDVDがあり、テレビのチャンネルも増えて楽しめることがいっぱいで
す。でも、便利な情報豊富な時代の中で、大切な物を忘れてきているのでは
ないかと思わせられます。テレビを消したら会話や読書が増えること。すぐに
手に入るスナック菓子よりも母の味を感じ取れる素朴なお菓子。

 昔ながらの時間の進み方で子どもたちと過ごしていくと、更に親子の関係が
深まるのではないのかな?と・・・

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