2017年4月18日 (火)

行きて帰りし物語Vol.Vol.2

  新学期が始まりました。入園して来たお友達も少しずつ慣れて落ち着いて
来ました。進級した子たちもお部屋が変わり、担任が変わり、新しいお友達
も加わり新しい環境になじんできました。年少児、年中児が一つ上のクラス
になることは本人たちにとっては大人が考えているよりもプレッシャーのよ
うです。大きな期待と嬉しさの反面、今までの年長組さんへの憧れがあれば
あるほど、そうなりたいという思いから、緊張した様子で登園してきます。
 そんな緊張がほどけてくると、ふっと元のお部屋に間違って行ってしまう子
が少なくないです。気が付いて慌てて新しいお部屋へと恥ずかしそうに走っ
ていきます。その中で、意識的に?無意識に?元のお部屋へふらっと行く子
がいます。嬉しい事もあり、誇らしげに一生懸命進級したクラスで頑張ってい
ますが、ふっと一息つきたいときがあるようです。
 前回”行きし帰りし物語”でもかきましたが、実際の生活の中で元の場所へ
戻ってみる。お母さんに甘えるだけではなく、元の自分を確かめてそして一
歩また踏み出して行く。日常の当たり前の流れの中でも子どもたちは大きな
冒険を経験しながら一日を過ごしています。そしてそれは私たち大人にも言
える事ではないでしょうか?

2017年3月18日 (土)

自分をつくっているもの

 先日無事に卒園式を終えることが出来ました。満3歳、3歳、4歳から
入園してきた子たちが4月には小学校です。入園したての頃を思い出
すと今の姿は心も体も大きく成長しました。
 卒園式に出席するにあたり、朝早く起きて着物の支度をしました。
裾の長さを合わせ、襟元を整え、何度やってもうまくいかない帯を慎重
にしめながら気づいたのは「着物を着る文化や着ることができるように
なった部分は着付けの先生につくられている」という事でした。そうなる
と、読書が好きな部分は小学校6年の時の先生の影響。縫物や料理が
好きなのは母の影響。自分自身が今在るのはたくさんの方々の支えや
教えによってである事。
 卒園していく子どもたちも様々な先生や友達に色々な影響を受け、ご
家族の温かい愛の中でその子自身がつくられたのだと思うと、周りの
方々みんなに感謝な思いでいっぱいになりました。そして更にこれから
も多くの方々との出会いの中でそれぞれが自分らしく存在していく事。
生まれてきた良かった。喜べる人生を歩んでほしいと切に願います。

2017年3月10日 (金)

マリつき

 昨年の11月くらいから、ボールをつく事に取り組んでいる子がいました。
なかなかうまくつく事が出来ずにいました。3回ついたら、足にぶつかって
転がったり、何度やっても、何日やってもうまくできずにいました。それぞ
れに得て不得手があってすぐにうまくできる事、何度もやってみないと出
来ない事がありますね。できない事に取り組むのは大人にも困難な事で
す。
 でもついこないだ、その子がとても上手につけるようになっていました。
毎日少しずつ諦めずに頑張っていた成果です。遊びの中で子どもたち
一人ひとりがそれぞれのやりたい事、乗り越えたい事、克服したい課題
に取り組むために、自由な時間と場所が必要です。その保証をしていく
のが教育現場でもあると思います。それぞれが自分から主体性をもって
取り組む課題。それを達成しようと、日々、様々なかかわりのなかで、
自分なりに時間や場所をみつけて取り組めること。そして達成したことは
その子の力となり、自信となります。マリつきという些細なことですがその
その積み重ねが土台となり、その子自身が形成されてい来ます。保育の
専門性をもって保育者側から提供するもの、そして子どもたちがそれぞれ
に取り組む時間と空間をしっかりと保障していきたいと考えています。

2017年2月16日 (木)

成  長?

 ”行事が一つ終わるごとに子どもたちはそれぞれに成長する。”それは
この仕事について初めての運動会を終えた時に気づき、大きく感動した
事でした。その事実は今も裏切られてはいません。
 どこが成長しているか?と言えば、子どもたち一人ひとりそれぞれです
が、何かが出来るようになったり、今まで以上に多く、高く飛んだり、回
ったり。目に見えてわかることもしかりですか、一人ひとりが自信をつ
けているというのが一番だと思います。どうしても運動神経の良い子や
ダンスのセンスのある子などが目立ちます。目立たないで、終わる子も
いますが、その子たちこそ、心の成長は大きいと思います。何度もやり
続ける粘り強さや、失敗した時の悔しさ。そして成功した時の達成感等。
 また、大切なのは行事のための準備というより日頃の保育がどう行
われているか?です。日々の中でそれぞれが十分に自己表現ができ、
周りに認められていることが根底に必要です。
 幼児期は特に見えない所の成長が大切です。そこに目を止めていけ
るよう心がけたいですね。

すみません。ウィルスなどの対策のため、コメントを受け付けないように
しました。

2017年2月 3日 (金)

どうしたの?

 朝のホールでAちゃんが泣いていました。聞いてみるとBちゃんに意地悪なことを
言われたらしく、そのBちゃんもそばに居ます。「意地悪なことを言ったの?」と聞くと
「うん。でもごめんねしたよ。」「許してあげられる?」「うん」と言ってまた仲良く遊び
だしました。お友達を泣かせてしまった時に、すぐに謝る事、子どもにとっては難し
い事であり、許すことも難しいと思います。感情が伴わないとすぐに、許すことはで
来ません。相手に泣かれた時も、自分の悪かったところを理解するためには時間
がかかります。幼い今、様々な感情、葛藤、理不尽さに出会いながら、心の中に
しっかりと土台を築いてほしいと思います。でも、謝罪、自分の非を認める事、
相手を赦すことは大人の方が難しいかもしれませんね。

 そして次は壁に顔を伏せているC君。「どうしたの?」と心配して声をかけると、
迷惑そうに、「かくれんぼの鬼しているの‼」すみません。余計な声かけでした。
確かに、泣いているように見えましたが、かくれんぼの鬼でした。すみません。

2017年1月20日 (金)

3学期始まりました

 昨日から3学期が始まりました。今日も全員出席で元気いっぱいの
子どもたち!早速今朝は隣のすずらん公園で雪遊びを楽しみました。
ウェアーの着脱、靴に雪が入らないようにつけるカバー等、園の集団
生活の中では出来るところまでは自分で頑張ってもらいます。最初に
しっかり伝える事で何度か助けるだけでちゃんとできルようになります。
 今日3学期初めての外遊びでしたが、とてもスムーズに自分たちの
支度が出来ていました。ご家庭でも頑張っていることがうかがえました。
ありがとうございました。

 靴カバーを外して、脱いで、ついてる雪を落として、乾かすために
ホールまで持って行くという一連の動作は大人には聞いてすぐに行動
に移せても、いつもと違う動きであり、体の小さな子どもたちにはその
動作から大変なところもあります。それを一人ひとり、丁寧にお教えて
いくには忍耐を要します。私もまだまだ未熟ですから、言葉の使い方が
乱暴になったり、「早く!」を連発したり…理想の優しい先生像にはほ
ど遠い現実があります。

 ドッチボールのようなルールがある遊びを教える時も最初は先生の
言葉ばかりが行き交い、ゲームにならない状況ですが、何度か回を
重ねるうちに形になって行きます。いつも最初は大変ですね。でも
最初を丁寧に伝え、一人ひとりが理解するともう大丈夫。この最初の
関わりをしっかりすることで信頼も深まります。ちょっと言葉も荒くなっ
ても、それが子どものためです。

2017年1月 1日 (日)

明けましておめでとうございます。

新しい年が来ました。2017年にどのような期待をし、希望を持っていますか?この年が祝福豊かな年になるように祈っています。    友達から1ヶ月毎の卓上カレンダーをいただきました。月毎に素敵な写真が付いていますが、その中に必ず私の名前が入っています。空を飛ぶ気球の模様の中、素敵なお家の表札等。最初はちょっと恥ずかしくも思いましたが、見ていくうちに、自分の名前を今まであまり大切にしていなかったことに気づかされました。仕事の上では園長としての顔でいることがほとんどで、忙しくなると家に帰っても仕事の事から解放されないでいることも多く、自分というより、園長でいることが多くありました。このカレンダーを見て、“MICHIYO”という名前を確認し、自分でいることの大切さを思わせられました。ですから忙しい時には特に肩書きのない自分自身でいることを心がけようと思います。自分を大切にしていなければ、本当の意味で相手を、子どもたちを大切にできません。自分のために、周りのために自分を大切にすることはとても大切なことだと思います。

2016年12月20日 (火)

行きて帰りし物語

 私は56歳になった今でもファンタジーが好きです。中でも王道ですが、トールキンが好き
です。冒険に出て行き、また元の所に戻って来る。元の場所はいつもと変わらない日常で、
当たり前で、普通の毎日。でも、帰って来た自分は見た目は変わっていなくても、内面は
変わっています。成長しています。
 子どもたちが幼稚園に来るのも同じです。毎日毎日お母さんのひざ元から幼稚園に来て
お友達と仲良く遊んだり。時には喧嘩をしたり。楽しい事があれば、嫌な思いをすることも
あります。そんな様々な事を経験して帰り行く場所は家族の元。そこで、安心して守られて
また、明日元気に登園。子どもたちにとっては毎日の幼稚園は冒険そのもの。命の危険は
ありませんが、様々な挑戦があり、喧嘩があり、できなくて落ち込む事。そして頑張ってみん
なに褒められること。その繰り返しの中で、人として生きていくための土台を作っていきます。
幼い子を集団の中に入れることはとても勇気がいることで、保護者の方々もそれぞれの葛藤
があるのはわかります。待つ方も心が鍛えられますね。保護者の方がゆったりと自分を待っ
ていてくれるところがあるから安心して冒険に出られます。出て行く方も待つ方も、それぞれに豊かに成長し続ける日々です。
 何も変わっていないような毎日ですが、みえないところでは日々、変化しています。子ども
たちを子どもたち以上に信じてあげてください。子どもたちは私たち大人を過大評価していま
す。必ず、守っていくてくれる。最後まで味方でいてくれる。その期待に応えるのは特別な事
ではありません。「ちゃんと見ているよ。ここにいるよ。」といつもの所で見ていてくれればいい
のです。

 子ども以上に信じるという事は失敗しても大丈夫。できなくても変わらずに愛しているという
事です。過度な期待をかける事ではありません。

2016年11月29日 (火)

共感するという事

 先日、知人から手紙をもらいました。その中にはご主人が肺癌で9月に亡くなられたことが書かれていました。もうすでに時が経っていて、どのような思いでこの期間を過ごしていたのかを思うと、そばに居られなかったことがとても悔しく、申し訳ない思いになりました。そばに居ても何もしてあげられないことはわかっています。でも、辛い時、苦しい時に誰かがともにいてくれることはその時には気づかなくても心強いものです。同時に嬉しい時や喜びの時にも共感してくれ人が居てくれると更に喜びが増します。

 でも、昨今、自分も含めて自分だけで精いっぱいで、相手の思いに気づいてあげられなかったり、気づいても、そこから距離をとってしまう。全ての人の悲しみや苦しみを共感することはできませんが親しい家族や友達のためには自分の出来る範囲で一緒に居てあげることができる人でありたいと思います。励ましの言葉をかけるのはとても難しいです。言葉がなくても、ただ、共にいてあげることでいいと思います。それも難しいです。自分が辛い時に何をしてほしいか?を考えてあげられれば良いのかもしれませんね。

 今年もあと1か月になりました。皆さんそれぞれに大変なことや喜ばしいことがあったと思います。理不尽なことやいまだに納得の出来ない事柄がおありかと思います。でも必ず、いつか、その意味が分かってくる時が来ると信じています。

2016年11月22日 (火)

モチベーション

 今日はもも組(3歳児)のお友達とホットケーキを焼きました。「ぐりとぐら」
の絵本で十分遊んで、今度は自分たちでホットケーキ作り。カステラまで
はいけませんでしたが、子どもたちはとても喜んで、他のクラスにもお裾
分けをしてあげました。

 先日、仕事が遅くなったので、夕食を先生たちに作りました。パンケーキ
を焼きました。メレンゲを粉に混ぜ込み、ふわふわにできました。野菜サラ
ダとハムやスクランブルエッグ、シーチキン。それに園でとれたブルーベリ
ーのジャムに生クリームとあんこ。作りすぎたかな?と思う量を気が付い
たら完食していました。手作りのパンケーキディナー?をおいしく食べた
先生たちは更に仕事に力を入れていました。私はおいしく食べてくれたこ
とに感謝して、また、何かおいしいものつくってあげようと考えています。

 誰かに喜んでもらえると、そのことで自分が嬉しくなり、励まされ、更に
喜んでくれることをしたいと思います。その良い循環は人が成長する上
でとても大切なことだと思います。それができるのが一番身近な家庭教
育です。当たり前のように繰り返される日常ですが、お母さんの作って
くれたお弁当が嬉しくて、勉強を頑張る。部活を頑張る。その姿が嬉しく
てまた、喜ぶお弁当を作ってあげたいと頑張る。(お弁当に限りません)
そのような中で育つと、社会に出た時に、他の人のため、体制のために

仕事ができる。それは自分を励まし力づけます。そうして生活している人
には周りも支え、共感してくれます。幼いうちに家庭内での良い循環の中
で育つ事はその子の人生の豊かさにつながります。そして大人である親
にとっても生きがいとなり、やりがいのある人生となっていきます。当たり
前に過ごしている、日々の中の一つ一つが相手のモチベーションを上げ
て行けるのです。

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