2019年2月 6日 (水)

灰色からの手紙

 “灰色からの手紙”という絵の具のセットを既成のもので済ませるか、あるものと手作りのものでそろえるか?を考えるエッセイが載ってました。私は小学校の習字の道具を思い出しました。私の時代はそんなにセットとして数多く既製品があったわけではありませんがクラスの半分くらいは既製品のセットでした。私は叔父たちが使った硯のお古と家にあったカバン。さすがに筆は買ってもらいました。その中で硯の袋を汚れてもいいように使い古したタオルで袋を母が手作りしてくれていました。もしかすると見た目はみすぼらしく見えたかもしれませんが私にとってはとても嬉しい、母の心使いでした。みんなと一緒じゃなくてもいい。誰かのおさがりでもいい。そこに見た目だけではない思いを認められるようになっていたいと思います。
 今は作るよりも安くて便利なものがあふれています。時間をかけるよりもお金で解決できるほうを選んでしまう空気があるように思えます。その中で、教育、子育てだけは手をかけ、時間をかけることを惜しんではいけないと思います。コンビニですぐに手に入る卵焼き。少し焦げ目のついた不格好なお母さん手作りの卵焼き。心と体が豊かに育つのはどちらでしょう?忙しい時に何度かコンビニ弁当、カップ麺に頼ってもいいと思います。ただ、それを習慣にしないように気を付けたいものです。お母さんの手作り卵焼きは幼児期の心も育てます。


庭しんぶん 第一こどものとも社監修2月号のエッセイの感想です。

2019年2月 5日 (火)

子どもたちを守る?って

 悲しいことに虐待で命を失われてしまう子どもたちのニュースが後を絶ちません。
可哀そうを通り越して怒りでいっぱいになるような周りの対応。今回の千葉の心愛
ちゃん。SOSのサインは十分すぎるほど出ていて、保護もしていて、把握していた
にも関わらず、尊い命が失われる事態になっていること。あまりにも子どもたちにか
かわる大人たちの認識、知識、思いが足りなさ過ぎると感じてしまいます。脅してく
る親の元にいる子がどんなに怖い思いをしているか?脅された教育委員会の方は
直にわかったのであればそれだけで保護をする理由になるのではないでしょうか?
 また、DVの方々はそれだけでカウンセリングの必要を覚えます。子どもを保護し
ただけで、期間を置いて収まったから返すのではなく、親のほうにこそ徹底した治
療と指導が必要だと強く感じます。
 その子自身の命、心、情緒が傷つけられることなく成長していくためには、大人の
私たちが考え、備えていかなければならないことは多くありますが、行政の規則や
様々な壁を乗り越えて守っていくことはできないのでしょうか?本当に心から切に願
います。家族に虐待される苦しいつらい日々を過ごしている子たちが今日もいること
を覚えつつ・・・失われる命がなくなるように!

2019年1月30日 (水)

できないことは悪いこと?

先日、今年度の新入社員の研修がありました。1年目なので、失敗することやできないこと、うまくいかないことがたくさんあるけれど、そのことで自分がすべて否定されているわけではない。それぞれできないところはありますが、それぞれのできるところで補い合い、認めていけるというようなアドバイスをしました。その後出されたレポートに「今までできないことは悪いことだと思っていた。」という方がいました。それを見て驚きました。できないことを悪いこととしてとらえていくとき、それぞれはどう自信をつけるのでしょう?できないことをできるように努力することは大事ですが、どんなに努力してもできないことがあります。また、できないことでその痛みや歯がゆさ、相手の痛みを理解することもできます。お互いを支え合うことも自分のできないところ、相手のできないところを知っていくことでできていくのではないでしょうか?

2019年1月23日 (水)

かくれんぼ

 「もーいーかーい」「まあだだよー」「もーいーかーい」「もーいーいよー」
満3歳児のかくれんぼ。まだまだルールが理解できない、ルールがあることさえも
わからない。自分のやりたいこと、自分が良いと思えればそれでいいと考えている
幼児に、鬼の意味、隠れること、見つかったら次に鬼になることなどは何度も同じ
ように遊びながら、覚えていくことです。最初は「もーいいかい」の答えに「もーいい
かーい」と返し。かわいいのは自分が目をつぶったら見えないので、そのまま自分
が隠れられていると信じ目をつぶり、じっとしゃがんでいる子。とても愛らしく、見つ
けてもそのまま見続けていたいと思うほど。子どもたちが遊びの中でまず、ルール
を覚える前に友達や先生たちと楽しく遊びこみ、見よう見まねで覚えていく所、自分
たちなりに約束を作って遊び、理解できるようになっていく中でルールがあった方が
楽しく遊べることを学んでいく。また、楽しく遊べるためにどうすれば良いか友達の
間で約束事を作っていくことの経験がとても大切です。子どもたちが想像を膨らま
せ、遊びを自分たちで展開させていくことが幼児期にはとても重要です。そしてそれ
が一番楽しい遊びにもなります。

2019年1月22日 (火)

キリスト教保育

 「ここでこの本読んでいい?この絵本大好きなんだ」と年長のIちゃんが職員室に来て、
ソファーに座りました。たどたどしく声を出して読んでいる絵本は「十字架への道」です。
聖書に書かれているイエスキリストの十字架の場面の絵本でした。絵本とはいっても
内容は幼児期の子には難しいものです。「どうしてイエス様は死んだの?」と聞くIちゃ
ん。「みんなの罪のために十字架にかかられたんだよ。でも死んだままではなくよみが
えられたんだよ」
 罪、死、よみがえり。どの言葉も幼児には難しくすぐには理解できないものです。でも
その子の「この絵本好きのなの」と持ってきた背景には絵本の正確な内容というより
も、いつも聞いているイエス様のお話。そこには愛があふれ、暖かな空気を感じてい
る。当園は祈りで始まり祈りで終わります。自分の力以外に支えてくれるものがある
ことを感性でとらえていく中、内容はわからなくても、心には落ち着くところがある
のだと感じます。
 幼児教育は何かを教え込んだり、何かができるまで訓練することよりも、自分が受
け止め支えられている。失敗してもできないことがあっても存在していていい。その
子自身の存在が尊いのだということを心と体でしっかり感じ取っていくことが大事で
す。キリスト教保育はまさにその一人ひとりの存在を認めていく保育です。

2019年1月18日 (金)

成人式

 先日の成人式に当たり前ですが、当園の卒園生たちも参列していました。
卒園生でとったグループ写真を見せていただき、すぐにわかる子や教えて
もらわなければわからないくらい変わっている子等。どの子もそれぞれに
大きく成長していました。その成長はとても嬉しくほほえましいものです。
この子たちが更に幸い多き人生を過ごせるようにと祈りました。入園の時
にも卒園の時にもこの子たちの平和な日々を願います。どんなに大きくな
っても子どもたちに対する、関わった方々に対しては祝福豊かであること
を願うものなのですね。
 
 新年に際し、この年が皆様にとって平和に過ごせるように、恵み豊かで
あるように祈ります。

2018年12月21日 (金)

クリスマス Ⅱ

 今朝の礼拝の中で子どもたちに「クリスマスはどうして嬉しいの?」と
聞いてみました。「プレゼントもらえるから」「サンタさんくるから」そして
「イエス様が十字架にかかってくれるために生まれた誕生日だから」と
今までの習慣であった楽しさと、クリスマスの本当の意味を礼拝の中
で聞いていた子たちの素直な答えが返ってきました。
 小さな子どもたちにとってはまだまだプレゼントをもらう側。ツリーの下
に置かれたプレゼント。目を覚ましたら枕もとに置かれているプレゼント。
わくわくドキドキします。期待の中にある子どもたち。その子たちに今日
はもう一つ。「もらうだけではなく、みんなにもできることをしてみようか?」
ということで、いつも守ってくれている保護者の方々へ、日々の感謝を伝
えることはとても大切で、お母さんお父さんにとっては感謝されることはと
ても嬉しいことであることを伝えました。クリスマスはどうしてもサンタさん
やケーキやごちそう。プレゼント交換などがメインになりますが、お互いに
感謝しあうことが何よりの喜びだと考えます。もうすでに神様がイエス様を
私たちのために与えてくださったのですから。思い通りにいかないこともま
だまだ目の前に課題としてあるかもしれません。でも、今、在ることだけで、
感謝であることに気づけることが大事ではないでしょうか?
 今年は9月に大きな地震がありました。そのことで子どもたちも私たちも多
くのことを学び、今までとは違う思いで日常を送っています。そして普通に
送っているこの日常が当たり前ではない特別な祝福であることをもっともっ
と深く知ることが出来ました。
 今年の特別なクリスマス。誰にどんな感謝を伝えますか?

2018年12月 8日 (土)

クリスマス

 本日は幼稚園のクリスマス会です。キリスト教保育として、クリスマス本来の
意味を子どもたちに伝え、保護者の方々にも伝えることを第一としています。
 とかく、この時期は年末、学期末とも重なり、皆さんが忙しい時期ですね。私
}もいつの間にかクリスマスは一つの行事をこなす思いが強くなっていました。
学期末の仕事、様々な外部とのかかわりなどの中で忙しさに負けて、クリスマ
スの喜びや楽しさを忘れていました。今回おもむろに事務の先生に「クリスマス
の楽しみってなんだった?」と聞いてみました。「プレゼントをもらう楽しみもあっ
たけど、大切な人たちが喜んでくれるプレゼントを選んで贈るのが今でも楽しい」
と言われ、はっと気づきました。私も今でもちゃんと贈り物をしていたのに。忙しさ
にかまけてその喜びを忘れていました。受くるよりも与える方が幸いです。という
言葉もあります。今年のクリスマスは様々なところに喜びを見つけていこうと思い
ます。
 そして今日の天気。1週間前から大雪、吹雪と予報されていました。理事の方々、
教職員みんなでお祈りしていました。昨日は降りましたが、吹雪くことなく迎えられ
そうです。神様ありがとうございます。

2018年11月13日 (火)

こどもたち?

 保育の中で子どもたちと過ごしていくと様々なことが見えてきます。
 今回、私は朝、ホールで子どもたちと遊んでいてアキレス腱を切ってしまいました。
手術をして約2週間後に園に顔を見せると我先にと玄関、職員室に来てくれて、「お
祈りしていたよ」「治って良かったね」「長かかったね」とたくさんの暖かい言葉をいた
だきました。なんて優しい子たちだろう!本当に感謝で嬉しくなりました。
 でも、反面もあります。集団になるとその中の弱い子、何かできない子、自分たち
とちょっと違うところをもっている子などをなぜか、本能的に見つけて、よくない関わ
り方を始めます。集団のなかで、自分がより良い立場にたつため、誰か自分よりも
下に位置する物をつくり、自分が優位に立つことが無意識のうちに働きます。きっと
これがいじめの発端になるのだと思います。誰からも教えられたわけでもなく。とて
も恐ろしいことです。保育者はこのような空気に対して、子どもたち一人ひとりと、ま
た、集団と丁寧な関わりをしながら、指導します。聖書の中には弱さや、病んでいる
ところをことさらに神様は大切にするという個所があります。誰かを下に見なくても、
自分を優位に置かなくてもそのままであなたは高価で尊いとおっしゃって下さる方が
いらっしゃいます。子どもたちは一人ひとり宝物です。それもそれぞれ違います。でき
るところもできないところもそのままで愛されるべき私たち一人ひとりです。幼いこの
時に自分がすでに愛されるかけがえのない存在であることを心と体に刻んで成長し
てほしいと願っています。
                                        高橋 美千代

2018年10月18日 (木)

ピアノコンサート

 本日午前10時半から当園ホールにて”開園40周年記念ピアノコンサート”を
開催しました。ピアニストは北広島在住で、長くドイツで学んでこられた山田陽
子さんです。
 40周年を迎え、開園以来、本当に多くの方々に支えられ、守られて今に至っ
ています。ご迷惑をおかけしたことやお世話になったこと、多くの事が思い出さ
れ、許されつつ今があることを心から感謝しています。
 園児と共に聞かせていただいた曲目を演奏者の山田さんは「神様にお祈りす
る気持ちで聞いてみて」とバッハの”主よ人の望みの喜びよ”。2曲目「エリーゼ
さんを好きなベートーベンさんが作った曲なのに、ちょっと悲しい感じだけどどう
してかな?」と問いかけながら、興味を引きながら演奏してくださり、子どもたち
も聞き入っていました。またショパンの”革命”では「この曲は怒っている曲なん
だよ」と子どもたちが心と体で聞きやすいように解説してくださり、大人の私たち
もわかりやすく聞けました。後半は”ベートーベンの月光””ショパンのノクターン”
”リストの愛の夢”を演奏してくださいました。山田さんの演奏の素晴らしさ、表現
の豊かさに心も体も癒され、感動しました。園のホールは暖かい、恵みでいっぱ
いになりました。皆さんが喜んで帰ってくださったことが何よりでした。本当に快く
引き受けてくださった山田さんに感謝し、これまでご理解ご協力くださった地域の
方々に感謝しています。また、許されれば、このようなコンサートを開ければと願
っています。

                                      高橋 美千代

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