今日は11月生まれのお友達のお誕生会でした。毎月、手づくりのおやつを考えます。季節に合わせ、アレルギーの方々を考えます。秋はジャガイモをふかしたり、カボチャはスウィートパンプキン、サツマイモでスウィートポテト。今年は幼稚園の畑でサツマイモがたくさん採れました。そのサツマイモを使ってのスウィートポテトを作りました。さすがにお店で売っているものよりは灰汁も強く、形も悪く、大きさも細いものが多く、なんと扱いにくいことか?それでも自分たちで収穫をしたサツマイモ。人数を考えると、レシピ本を開くより、すべて感?砂糖もバターも塩加減も。
食べている子たちは口々に「おかわりないの?」「先生明日も作ってね」と言ってくれて。この言葉を聞くと、扱いにくさも、灰汁の強さもなんのその。またおいしいものを作ってあげたくなります。畑をおこし、苗植えから、畑を管理してくれたバスの先生にも感謝!
食育には五感のすべてを使います。見た目の食べやすさやおいしそうな色。食べる時の音、食材を用意する時の切る音、煮える音。匂い、味、温かさや冷たさ。台所から、トントン、シューシュー、チン!と音が聞こえ、良いにおいがしてきて、おいしいものができてくる。おいしく食べて、五感とともに心と体も満たされて、家庭の豊かさも感じていきます。家庭の中の豊かさとは経済的なものではなく、こんな些細なことから、信頼関係がうまれ、自分はここに居ていいという自己肯定感も生まれることではないかと思います。お忙しい方々が多い毎日ですが、時々は家庭内での音やにおいから始まりおいしいで終わるプロセスが繰り返されるといいですね。
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